農林水産物と食品の輸出額、11年連続で過去最高を更新
去年1年間の農林水産物と食品の輸出額が、11年連続で過去最高を更新しました。
去年の農林水産物と食品の輸出額は前の年よりも2.9%増えて1兆4547億円となり、過去最高を更新しました。輸出額が過去最高を更新するのは11年連続です。
世界的にアフターコロナとなり外出して飲食する機会が増えたことに加え、円安が進んだことで日本の食品が買いやすくなったことなどから、アメリカや韓国などで輸出額が伸びました。
一方で、福島第一原発の処理水放出を受け、中国が日本の水産物を全面的に輸入禁止したことなどで、中国向けのホタテ貝の輸出額は去年と比べてマイナス43.6%と大幅に減少しました。
農林水産省は2025年までに輸出額を2兆円にすることを目標にしていて、輸出先を多角化することでさらなる輸出拡大を目指すとしています。