ことし上半期の「輸出額」過去最高 相手先は中国がトップ、次いで香港
ことし上半期の農林水産物と食品の輸出額が中国や香港への輸出でのび、過去最高となりました。
農林水産省は、ことし6月までの上半期に農林水産物と食品の輸出額が去年より9.6%増えて7144億円となり、上半期としては過去最高となったと発表しました。
多くの国や地域でコロナ禍が落ち着き外食産業が回復したことや円安により、日本産の食品などが買いやすくなったことが大きな要因だとしています。
輸出相手先は中国が最も多く1394億円、次いで、香港が1154億円となっています。
中国や香港では、先月、福島第一原発の処理水を放出した場合、日本産食品の輸入規制を強めること示唆しています。
農水省は7月以降の水産物の輸出額に影響が出る可能性があるとし、規制の撤廃や緩和を求めていくとしています。