今年6月の日本の貿易収支は、430億円の黒字となりました。黒字は23か月ぶりです。

財務省が発表した6月の貿易収支は、輸出が8兆7441億円、輸入が8兆7010億円で、輸出額が輸入額を上回り、430億円の黒字となりました。黒字は2021年7月以来、23か月ぶりです。

輸出では、半導体不足が解消されたことなどから、特にアメリカ向けの自動車が伸びました。自動車全体では、去年の同じ月と比べ30.6％多いおよそ55万台を輸出し、輸出額は1兆5677億円で過去最高でした。

輸入では、高騰していたエネルギー価格が落ち着き、石油の輸入額は去年の同じ月と比べ36.2％減り、LNG（＝液化天然ガス）も33.2％減りました。

一方、同時に発表された今年1月から6月の上半期の貿易収支は6兆9604億円の赤字でした。