ことし5月の日本の貿易収支は、海外の景気が減速する中、1兆3725億円の赤字となりました。赤字は22か月連続です。

財務省が発表した5月の貿易収支は、輸出額が輸入額を大きく下回り、1兆3725億円の赤字となりました。赤字は22か月連続です。

輸出では、アメリカ向けの自動車が半導体不足だった前年に比べて81.9％増加するなど自動車が健闘したものの、輸出額全体では0.6％のプラスにとどまりました。

一方、輸入では、高騰していたエネルギー価格がこのところ落ち着いていることから、石炭や液化天然ガスなどの輸入額は3割減少しました。しかし、アラブ首長国連邦やオーストラリアなどからのエネルギーの輸入額は依然として大きく、全体としては赤字となりました。