8月の中国向け「水産物輸出額」前年同月比-65.7% ホタテは-71.3% 輸入禁止が影響
8月の中国向け水産物の輸出額は、輸入禁止の影響で去年と比べマイナス65.7%と大きく減少しました。
農林水産省はきょうことし8月の農林水産物と食品の輸出額を発表し、中国向けの水産物の輸出額は去年の同じ月と比べマイナス65.7%と、大きく減少しました。
福島第一原発の処理水が放出されたことを受けて、中国が日本の水産物を全面的に輸入禁止としたことが影響しました。中でも、中国に多く輸出していたホタテの輸出額は去年と比べマイナス71.3%と、大幅に減少しました。
中国外務省は2回目の処理水の放出に対し「断固反対する」としており、日本の水産物に与える影響は長期化する見通しです。