TPP閣僚会議 組織の体制強化で合意
TPP(=環太平洋経済連携協定)について、17日、主要関係閣僚による会議が開かれ、新たに交渉に臨むための組織の体制強化などについて閣僚間で合意した。
交渉体制については、甘利TPP担当相と現地で交渉にあたる鶴岡首席交渉官との間の連携を密にするため、首席交渉官代理を新設する。また、農業や工業製品など、交渉が行われている21分野に担当の交渉官を任命し、TPP参加国の交渉官との関係構築を指示する。特に、重要分野の交渉官は、甘利TPP担当相が直接指示を出せるよう環境を整えるという。
甘利TPP担当相は「各省縦割りを排除し、本部長である私の下で交渉準備を本格化させる」と、交渉参加に向け、国内の整備を急ぐ考えを示した。