景気判断「緩やかに回復」 1年ぶり上方修正 日銀福井事務所が分析 開業効果で宿泊施設の利用増
日本銀行福井事務所は、県内の景気動向を年に4回分析している「金融経済クォータリー」をまとめ、この秋の景気については「緩やかに回復している」と1年ぶりに上方修正しました。
このうち個人消費については北陸新幹線の開業でホテルや旅館などの宿泊者数が増えたことや、節約志向の高まりで生鮮食品などを低価格で販売するドラッグストアで売上が伸びていることから「緩やかな増加基調にある」としました。
また生産についてはIT業界の需要が回復していることから「持ち直しつつある」としています。
この秋の景気については「緩やかに回復している」と、1年ぶりに判断を上方修正しました。
同事務所では、物価高の影響はあるものの今後も賃上げの動きが続けば景気は改善傾向に進むと分析しています。