経常収支、上半期として初の赤字
14年上半期の日本の経常収支は、5075億円の赤字となった。上半期の赤字は初めて。
財務省によると、海外とのモノやサービスなどの取引を示す14年上半期の経常収支は5075億円の赤字だった。赤字は上半期としては初めてで、13年下半期に続き2期連続。自動車などを中心に輸出が増加したものの、液化天然ガスや原油などの輸入の増加が上回り、貿易収支は6兆1124億円の赤字となった。貿易収支の赤字幅は、比較可能な96年以降最大となっている。
一方、日本企業が海外の投資から得る利子や配当などの第1次所得収支は8兆3226億円の黒字だったが、13年と比べて黒字幅は縮小した。また、14年6月単月の日本の経常収支は3991億円の赤字だった。赤字は5か月ぶり。