4月貿易収支 2か月ぶり赤字
今年4月の日本の貿易収支は小幅ながら2か月ぶりの赤字となった。
財務省が25日に発表した4月の貿易統計によると、輸出額はアメリカ向けの自動車や、中国向けのスマートフォン用の電子部品が増えたことなどから、去年の4月に比べて8%プラスの6兆5515億円となった。これに対し輸入額は、原油価格の下落で中東からの原油の輸入額が減ったことなどから、4.2%マイナスの6兆6049億円となっている。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は534億円のマイナスで2か月ぶりに赤字となった。3月には春節の影響で一時的に減っていた中国などからの輸入が、4月に入って戻ったことなどから輸入額が輸出額を上回ったとみられている。