中東・イエメン情勢巡り、和平協議始まる
戦闘が続く中東・イエメンの情勢を巡り、国連の仲介による和平協議がスイスで始まった。戦闘が始まって以降、初めて直接対話が実現するかが焦点。
戦闘を続けているハディ大統領側とイスラム教シーア派系の武装勢力「フーシ派」の代表は、16日までにジュネーブに集まった。協議は、仲介する国連が双方と個別に会談する形で行われるが、最終的に同じテーブルにつき、初の直接対話が実現するかが焦点。ハディ大統領側が「フーシ派」に対して、首都サヌアからの撤退を求める一方、「フーシ派」はサウジアラビアなどの連合軍による空爆の停止を要求している。
国連の潘基文事務総長は15日、イスラム教の断食月ラマダンに合わせた2週間の停戦を提案したが、協議の行方は不透明。