サウジ主導の連合軍 イエメンで空爆再開
中東・イエメンで、17日に一時停戦の期間が終わったことを受けてサウジアラビアなどが空爆を再開した。イエメンの外相は、「さらなる停戦は考えていない」と述べていて、犠牲者の拡大が懸念される。
一時停戦は人道目的で今月12日から5日間設定されていた。しかし17日に期限を迎えたことを受け、隣国サウジアラビア主導の連合軍は空爆を再開した。空爆は南部の都市アデンの空港やその近郊で、イスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」に対して行われた。
イエメン政府のヤシン外相は18日、「フーシ派が停戦を守らなかったためで、新たな停戦は考えていない」と述べた。
一時停戦の期間中、国連機関は首都サヌアなどで人道支援を実施しており、停戦の延長を呼びかけていた。