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武装組織、モロッコ戦闘機撃墜か イエメン

2015年5月12日 2:38

 混乱が続く中東イエメンで、反体制派の武装組織は11日、空爆作戦に参加していたモロッコの戦闘機を撃墜したと主張した。

 モロッコの国営通信は11日、イエメンでサウジアラビア主導の空爆作戦に参加していたモロッコ軍のF16戦闘機の行方が10日から分からなくなっていると伝えた。

 一方、イスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」は11日、運営する衛星テレビで、戦闘機の残骸を映したとする映像を公開。フーシ派と連携する部族が、イエメン北部で撃ち落としたと主張した。

 イエメンでは軍事介入を続けるサウジアラビアとシーア派系武装組織側がそれぞれ、12日から一時停戦に入ると表明しているが、攻撃の応酬は続いていて、予断を許さない状況。