ラマディ奪還へ シーア派民兵3千人集結
イラク西部の主要都市・ラマディが過激派組織「イスラム国」に制圧されたことを受けて、約3000人のイスラム教シーア派民兵が奪還に向け集結している。
「イスラム国」は17日、西部アンバル県の中心都市ラマディを制圧した。陥落後、アバディ首相は戦闘に参加していなかったシーア派民兵に援軍を要請し、これまでに約3000人がラマディ近郊の基地に集結したという。現地メディアなどは、ラマディの南部から奪還作戦が行われるだろうと伝えている。
一方、アメリカ国防総省は18日、ラマディが「イスラム国」に奪われたことを認めた上で、有志連合による空爆の効果は限定的だとの見方を示した。その上で、今後も奪還に向け支援を継続するとしている。