「イスラム国」イラク西部の主要都市制圧か
過激派組織「イスラム国」は15日、イラク西部・アンバル県の主要都市に進撃し、中心部を制圧した。
ロイター通信によると15日、「イスラム国」はイラク西部・アンバル県の主要都市・ラマディの行政庁舎を制圧し、「イスラム国」の旗を掲げた。周辺では今もイラク軍との間で戦闘が続いているという。
イラク軍は、今年3月、北部の主要都市・ティクリートを「イスラム国」から奪還。その後、イラクのアバディ首相はアンバル県の奪還を掲げていただけに「イスラム国」にラマディを制圧されれば大きな痛手となる。
アンバル県はイスラム教シーア派系の現政権と距離があるスンニ派が多く、「イスラム国」に同調的な市民も多いことから、作戦は難航しているものとみられる。