イエメン「和平協議」進展なく終了
戦闘が続く中東・イエメンの情勢をめぐり、スイスで行われていた国連の仲介による和平協議は19日、進展がないまま終了した。
イエメンで戦闘を続けているハディ大統領側とイスラム教シーア派系の武装勢力・フーシ派の代表は、国連の仲介の下、スイス・ジュネーブで協議を続けてきた。しかし、仲介をしていた国連・アフメド特使は19日、「合意はなかった」と述べ、協議が進展なく終わったことを明らかにした。国連・潘基文事務総長が提案した2週間の停戦についても合意に至らず、注目された大統領側とフーシ派側の直接対話も実現しなかったという。
次回の協議の日程も決まらなかったということで、事態打開の兆しが見えない中、戦闘の犠牲者がさらに増えることが懸念される。