人道支援目的 イエメンで5日間の停戦発効
混乱が続く中東・イエメンで、人道支援目的の5日間の停戦が発効した。
サウジアラビア軍の報道官は、人道支援目的の停戦が日本時間13日午前5時に発効したと宣言した。ただ、「状況次第ではいつでも攻撃を再開する」としていて、停戦が続くかは予断を許さない状況。これまでに大規模な空爆や戦闘が再開されたとの情報は伝えられていない。
イエメンではイスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」とハディ大統領側との戦闘が続き、ハディ氏を支援するサウジアラビアなどの連合軍が空爆作戦を続けてきた。
停戦発効直前にも連合軍は首都サヌアでフーシ派の拠点を空爆。国営通信によると、女性や子どもを含む90人が死亡、300人がケガをした。