この冬の電力需給について、電力各社の予測では安定供給に必要な最低限の電力は確保できる見通しとなっている。

　この冬の電力需給を検証する経済産業省の電力需給検証小委員会が１日に始まり、沖縄電力を除く電力９社からこの冬の電力の需給見通しが示された。各社とも原発の稼働がない状態でも安定供給に最低限必要とされる予備率３％以上を確保できる見通しとなっている。また、去年の冬には数値目標付きの節電要請が行われた北海道電力では去年を上回る予備率を確保していて、今年は数値目標が設定されない可能性も出てきている。

　今後、委員会で需給見通しの検討を進め、政府は早ければ今月中にもこの冬の節電対策を決める予定。