「ペヤング」混入ゴキブリに加熱の跡
「ペヤング」の焼きそばにゴキブリが混入した問題で、混入していたゴキブリには加熱処理の跡があったことを製造元のまるか食品が明らかにした。
まるか食品は、問題となったゴキブリが見つかった商品と同じ日に同じラインで製造した「ハーフ&ハーフ 激辛やきそば」(235g 賞味期限2015年5月9日)と「ハーフ&ハーフ カレーやきそば」(238g 賞味期限2015年5月9日)、約5万個を既に自主回収している。さらに11日、「ペヤング」ブランドで展開している全ての商品についても当面の生産・販売の休止を発表した。
まるか食品は、外部の検査機関に依頼した調査で、商品に混入していたゴキブリに加熱処理の跡があったと明らかにした。「ペヤング」の製造ラインでは、麺の製造から商品の梱包(こんぽう)までのほぼ全ての工程が機械化されており、異物が混入されていないかなどの確認は、2台の監視カメラと3人の従業員により2か所で行われていた。
まるか食品ではこの監視態勢は十分だったとしているが、約40年変えていない容器のデザイン変更や工場設備の改修を、生産再開に向けて今後、検討したいとしている。