“決算報告”8月末までずれ込む~東芝
不適切な会計処理が発覚して調査を行っている東芝は、決算など2014年度の経営状況の財務局への報告が期限より遅れると発表した。
東芝の田中社長は29日の会見で、上場企業に義務付けられている有価証券報告書の提出について、2か月期限を延長して8月末にするよう関東財務局に申請したと発表した。弁護士と会計士からなる第三者委員会の調査が7月中旬までかかる見通しとなったためで、書類作成などの期間を考慮すると報告書の提出は8月末までずれ込むという。
田中社長は、第三者委員会の調査とは別にグループ企業585社に対しても詳細な調査を行っていると説明した上で、「ほぼ100%回答を得たが、大きな修正はないと考えている」と述べた。また、来月25日に開催する株主総会で株主に対して今回の問題について説明する予定。