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東証で大発会も株価一時600円以上下落

2016年1月4日 16:34
東証で大発会も株価一時600円以上下落

 東京証券取引所では4日、恒例の「大発会」が行われ、今年、最初の取引がスタートしたが、株価は一時、600円以上も値を下げた。

 4日朝の取引前には、晴れ着姿の女性が鐘を打ち鳴らし、取引所は新年らしいムードに包まれた。しかし、株価は幸先の良いスタートとはならなかった。

 昨年末の米・ニューヨーク市場でダウ平均株価が値を下げたことや、中国で4日に発表された製造業の指数が市場の予想を下回る内容だったことなどから日経平均株価は昨年末の終値より582円73銭安い1万8450円98銭で取引を終えた。大発会の終値の下げ幅としては戦後2番目の大きさ。

 今年の株価について、市場関係者の多くは去年の最高値2万868円を上回る場面があると予想しているが、4日は波乱のスタートとなった。