ビッグモーターの保険金不正請求問題をめぐって、金融庁が三井住友海上火災保険に対して、追加の報告徴求命令を出したことがわかりました。

この問題をめぐっては、先月、金融庁が損保会社7社に報告徴求命令を出し、損保各社はビッグモーターとの取引の実態などを報告していました。

その後の関係者への取材で、金融庁が21日までに三井住友海上に対して追加の報告徴求命令を出したことが新たにわかりました。

三井住友海上は、過去にビッグモーターの板金部門に出向者を出していて、金融庁は出向者の業務内容や、去年、ビッグモーターとの取引を停止した経緯などを詳しく調べるためとみられます。

金融庁は、損保ジャパンについては19日から本社に立ち入り検査に入っていて、ビッグモーターと損保会社との関係性について徹底的な調査を進めていく方針です。