もんじゅ 再稼働なら“5400億円”試算
政府が廃炉を含め抜本的な見直しを決めた福井県の高速増殖炉「もんじゅ」について、再稼働させた場合、少なくとも5400億円がかかるとの試算が初めて公表された。
これは「もんじゅ」など、今後の高速炉研究を話し合う初めての会議で示されたもの。7日の会議は高速炉の研究開発を続けることが重要との認識で一致したが、政府は、「もんじゅ」については廃炉も含め抜本的に見直すことを決めている。
文部科学省が初めて示した試算では、「もんじゅ」を再稼働させた場合には、新規制基準への対応などを含め16年間で少なくとも5400億円がかかるとしている。
次回は、「もんじゅ」の再稼働にかかる費用が得られる効果に見合うかなどを議論していくという。