米大統領選 一夜明け日本経済への影響は?
アメリカ大統領選を受けて、9日は900円以上下落した東京株式市場の日経平均株価だが、10日は大幅に上昇している。
日経平均株価は取引開始から上昇し、上げ幅は一時1000円以上になり、9日に下げた分と同じ程度、値を上げている。これは、前日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が最高値に迫るほど上昇したことや、為替相場が一時1ドル105円台後半まで円安に戻ったことを受けたもの。
アメリカでは、議会選挙で上院・下院とも共和党が押さえたことから、議会がねじれずに、トランプ氏が訴えてきた大型インフラ投資などの経済政策が進むという期待から、株が買われた。ただ、トランプ氏の訴える政策は、貿易の制限などで日本企業の海外展開に不利になる可能性もあり、株価上昇が続くのかは不透明な情勢。