大規模停電 東電が調査結果・現場写真公開
先月、東京都内で大規模停電を起こした送電ケーブルの火災について、東京電力は、ケーブルの接続部分で起きたと特定し、現場の写真を公開した。
この火災は油を絶縁体に使った構造の送電ケーブルが燃え、都内で約59万軒が停電したもの。東京電力は10日、調査の結果、ケーブルをつなぐ接続部分で火災が起きたと発表した。
公開された写真では、複数のケーブルの接続部分が燃えている様子が写っている。最初に火災を起こした埼玉と東京を結ぶケーブルの接続部分は、何らかの原因で銅製のカバーが膨張し、破裂していたという。
東京電力では、この破裂により飛び散った絶縁用の油が漏電して生じた火花で燃えだし、周りのケーブルに延焼したとみている。今後はケーブルの劣化も含め、事故原因の究明を急ぐことにしている。