NYダウ 原油高などで過去最高値を更新
5日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は原油高などを背景に値を上げ、過去最高値を更新して取引を終えた。
5日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前週末比45ドル82セント高の1万9216ドル24セントと過去最高値を更新して取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は53.24ポイント上げて5308.89だった。
この日は、原油先物市場で1年5か月ぶりに一時1バレル52ドル台をつけるなどし、エネルギー関連株などが積極的に買われた。また、イタリアの憲法改正を問う国民投票が否決され、首相が辞任を表明したものの、オーストリアの大統領選挙では極右候補が敗北したため、投資家への不安が小さかったことも株価を押し上げる要因となった。
市場関係者は「先週発表の雇用統計の結果により、年内の利上げは織り込み済みだが、その後の利上げのペースは緩やかになるとの見方もあり、買い注文につながっている」と話している。