日露首脳が経団連へ“経済関係発展”訴える
安倍首相とロシアのプーチン大統領は16日午後、東京・大手町の経団連を訪れ、日露の財界関係者らを前に、8項目の経済協力で日露関係を発展させる必要性を訴えた。
経団連には日露両国の企業関係者ら70人ほどが待ち構え、両首脳を拍手で迎えた。先に挨拶に立った安倍首相は、8項目の経済協力で日露関係の強化を目指すことを強調。互恵の原則に基づいて信頼を育むとともに、アジア太平洋地域の発展に貢献しようと呼びかけた。
これに対し、プーチン大統領は、今回の首脳会談で貿易経済関係の前進は最も重要なテーマと強調した。その上で、貿易額の絶え間ない増加のために努力することで一致した。この場に居合わせたソフトバンクの孫正義社長と肩を組むなど和やかな一面も見せた。