東芝で異例の混乱が続いている。１４日に行うはずだった決算会見を１か月延期することを決め、その理由について１４日午後、アメリカの原発子会社で不正があった疑いがあり、調査中であることを明らかにした。

　東芝は１４日、決算会見を行う予定だったが、急きょ取りやめ、決算報告の期限を１か月延長できるよう申請した。東芝によるとアメリカの原発子会社「ウェスチングハウス」が原発関連の建設会社を買収した際、決算への計上で、不正を行った疑いがあるということで、この検証に時間がかかるため決算を延期するもの。

　これは内部通報で指摘されたもので、ウェスチングハウスの経営者が会計の段階で圧力をかけた疑いがあるという。

　東芝は今後、検証した上で影響があれば、決算に反映する予定。