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NY株21ドル安 原油先物価格下落などで

2017年3月14日 7:21

 13日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は原油の先物価格が下落したことなどから20ドル以上値を下げた。

 ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前の週の終値から21ドル50セント値を下げ2万881ドル48セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は14.06ポイント上がり5875.78だった。

 アメリカ商務省が15日に発表する2月の小売の売上高の市場予想が発表され、前の月から伸びが鈍化する見通しが示されたことで売りが先行した。また、この日は原油の先物価格が下落したことからエネルギー関連株も売られた。一方、14日から開かれるFOMC(=連邦公開市場委員会)で「利上げ」が発表されることがほぼ確実視されていることから、様子見ムードも広がっている。

 市場関係者は「投資家の関心は今後の利上げペースが加速されるかどうか、FOMCの参加者らによる金利の見通しに移っている」と話している。