８日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、原油先物価格が大きく下落したことなどを受け、ダウ平均株価は約７０ドル値を下げて取引を終えた。

　８日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比６９ドル０３セント安の２万０８５５ドル７３セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は３．６２ポイント上げて５８３７．５５となっている。

　この日は原油先物価格が大きく下落したことを受け、石油大手のシェブロンなどエネルギー関連株を中心に売り注文が広がった。さらに、この日に発表された雇用に関する経済指標が市場予想を上回ったことで利上げ観測がさらに高まり、利益確定の売り注文へとつながった。

　市場関係者は「多ければ年４回ペースの利上げというサプライズもあるのではという警戒感も出ている。その中で市場は１０日の雇用統計の数字に注目をしている」と話している。