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米雇用統計、予想上回りダウ2万ドル台回復

2017年2月4日 3:06

 アメリカの1月の雇用統計が3日、発表された。就業者数が市場の予想を上回ったため、ダウ平均株価は大きく値を上げ、2万ドルの大台を再び回復している。

 アメリカ労働省によると、1月の雇用統計で、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者数は前月より22万7000人増加したと発表した。一方、失業率は4.8%と、先月より0.1ポイント悪化した。

 しかし、就業者数が市場の予想を大きく上回る結果だったことから、アメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は大きく値を上げ、日本時間4日午前2時現在、2万0050ドル前後で取引され、再び2万ドルの大台を回復している。

 市場関係者は、「雇用状況は好調で、景気に上昇の余地がある。トランプ政権はよい環境でスタートを切ったことになる」と話している。