原油先物価格が下落 22ドル安 4日続落
18日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、原油の先物価格が下落した影響などで前日比22ドル05セント安の1万9804ドル72セントで取引を終えた。4日続落。
一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は16.93ポイント上がり5555.65だった。
この日はまず、先月の消費者物価指数や鉱工業生産などの経済指標が市場予想を上回るなどアメリカの景気拡大への期待感が強まり関連株の買いにつながった。
一方、就任式を目前に控えたトランプ次期大統領の経済政策への不透明感から前日に続いていわゆる「トランプ銘柄」などが売られ、利益を確定するための売りも広がった。さらに、原油の先物価格が値を下げたことでエネルギー関連株も売られた。
FRB(=アメリカ連邦準備制度理事会)のイエレン議長は講演会で、次の利上げする時期について「今後数か月の経済情勢次第」などと述べ、これまで通り慎重に見極めていく姿勢を強調した。