NYダウ 大統領選不透明感などで6日続落
3日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は雇用統計の発表を翌日に控えていることや、大統領選の行方の不透明感から6営業日連続で下落した。終値は前日比28ドル97セント安の1万7930ドル67セント。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は47.16ポイント下がり、5058.41だった。
2日に、FRB(=連邦準備制度理事会)が利上げの見送りを決定したが、この日も10月の雇用統計の発表を翌日に控えていることから様子見ムードの中、買い注文が入りにくい状態が続いた。また、翌週、大統領選が控えていることも積極的な取引につながらない要因となっている。
さらに原油先物相場が下落し、株価を押し下げた。市場関係者は「雇用統計について、引き続き労働市場は好調との予想が出ているが、大統領選の結果が出るまでは株式市場の反応は限定的だろう」と話している。