NYダウ 雇用統計発表控え、買い戻し
1日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、一時的に100ドル以上値を下げる場面もあったが、2日に雇用統計の発表を控え、買い戻す動きが広がり18ドルあまり値を上げて取引を終えた。
1日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は前日比18ドル42セント高の1万8419ドル30セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も13.99ポイント上げて5227.21だった。
この日発表された製造業に関する経済指標が市場予想を下回った事などから、ダウ平均は一時100ドル以上値を下げた。一方、利上げの最終的な判断材料となる8月の雇用統計の発表を2日に控え、買い戻しの動きが広がり、最終的には18ドルあまり値を上げて取引を終えた。
2日の展開について市場関係者は「雇用統計で新規就業者数が20万人を超えるよい数字が出れば利上げ観測が高まり、売りが広がり、逆に10万人前半の悪い数字が出れば一時的には買い注文が広がるだろう」と話している。