日経平均 米・雇用統計発表前に取引は低調
5日の東京株式市場は、日本時間5日夜のアメリカの雇用統計発表を前に、積極的な取引が控えられ、方向感の乏しい展開となった。日経平均株価の終値は前日比44銭安の1万6254円45銭。
イギリスの中央銀行にあたるイングランド銀行が金融緩和を決めたことから、EU離脱の決定以来くすぶっているイギリス経済の悪化への懸念がやわらぎ、欧米の株式市場が軒並み株高となった。午前の取引では東京株式市場もこの流れを受け、幅広い業種の株が買われた。しかし、午後に入ると、円相場が一時1ドル=100円台をつけるなど円高傾向が強まったため、売り注文が増えた。ただ、日本時間5日夜のアメリカの雇用統計発表を前に取引は低調で、値動きは小幅だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆1988億円、売買高は概算で18億8957万株。