NY株610ドル安 英EU離脱の衝撃で
イギリスのEU離脱派の勝利は株式市場にも大きく影響している。アメリカ・ニューヨークから中継。
EU離脱の衝撃は金融システムや世界経済の先行きへの不安につながり、株価は大きく値を下げている。ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日の終値から610ドル32セント下げ、1万7400ドル75セントで取引を終えた。特にロンドンはニューヨークと並ぶ世界の金融の中心であることから金融関連株が大きく売られた形。
市場関係者「パニック、パニック、パニックだった。多くの人は徹夜で市場がどうなるかを見ていて、今朝の市場は本当に地獄のようだった」
一方、外国為替市場では1ドル=102円台で取引が続いている。
みずほ銀行NY支店・日野景介氏「ヨーロッパの金融市場の不透明感の高まりや、アメリカの年内利上げへの期待が後退しており、それを受けた『円高・ドル安』も影響している」
予定されていた追加利上げの回数を減らすなどFRB(=連邦準備制度理事会)の金融政策も、見直しを余儀なくされるものとみられる。