急激な円高ドル安“好ましくない”黒田総裁
外国為替市場で急激に円高・ドル安が進んでいることについて、日本銀行の黒田総裁は、日本時間の3日未明、経済に好ましくないとの認識を示した。
黒田総裁は、円相場が先週以降、約1年半ぶりに106円台を付けるなど円高が進んでいることについて次のように述べた。
黒田総裁「今のような円高というのは経済にとって好ましくない影響を与える恐れはある」
黒田総裁はその上で、「2%の物価安定目標を達成するために必要なら躊躇(ちゅうちょ)なく追加的な金融政策を行う」とこれまでの姿勢を強調した。
為替相場をめぐっては、麻生財務相も為替介入を辞さない構えを見せていて、政府日銀がそろって進む円高に警戒感を示した形。