急速な円高・ドル安で日経平均518円下落
2日の東京株式市場で日経平均株価は大きく値を下げ、終値は前営業日比518円67銭安の1万6147円38銭だった。
株価下落の要因は、急速な円高・ドル安。先週末に日銀が金融政策の現状維持を決めたことに加え、アメリカのGDP(=国内総生産)をはじめとする経済指標が予想より悪かったため、アメリカの景気回復への懸念から円買い、ドル売りが広がった。
円相場は日銀の発表前より約5円、円高・ドル安の1ドル=106円台をつけた。このため、自動車など輸出関連企業を中心に株が売られ、午前の取引開始直後には一時、1万6000円を割り込む場面もあった。取引時間中に1万6000円を割り込むのは4月12日以来、約3週間ぶり。
東証1部の売買代金は、概算で2兆6239億円。売買高は、概算で24億9517万株。