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NYダウ 次期政権の不透明感などから続落

2017年1月18日 7:58
NYダウ 次期政権の不透明感などから続落

 17日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価はトランプ次期政権の経済政策の不透明感が意識され、金融関連株などに売りが入った。終値は先週末比58ドル96セント安の1万9826ドル77セント。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も35.39ポイント下げて5538.73となった。

 週末にトランプ次期大統領が新聞とのインタビューの中で、共和党の税制改正案に否定的な姿勢をみせるなど、この日も次期政権の経済政策の不透明さが指摘され、市場でも売りが先行した。特に、国債の利回りが低下したことや、トランプ次期大統領の通貨政策がはっきりしないことも金融関連株など「トランプ銘柄」の売りに拍車をかけた。

 ダウ平均株価は一時110ドルあまり値を下げ、最終的に3日続落となっている。市場関係者は、「20日の大統領就任式と23日の就任1日目にトランプ政権がどのような経済政策を打ち出すかに市場は注目しており、それまでは様子見が続くのではないか」と話している。