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NYダウ 原油先物下落などで31ドル安

2017年1月11日 8:10
NYダウ 原油先物下落などで31ドル安

 10日、アメリカ・ニューヨーク株式市場は、午前中は値を上げたものの、原油先物価格の下落を受けてエネルギー関連株などが売られ、30ドル余り値を下げた。

 10日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日の終値から31ドル85セント値を下げ1万9855ドル53セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は20ポイント上げて5551.82となり、過去最高値を更新した。

 この日の市場は午前中に発表された経済指標が軒並み予想を上回り、買いが優勢で始まった。しかし、トランプ次期大統領の記者会見を翌日に控え、次第に様子見ムードと利益確定のための売りが広がった。さらに、原油の先物価格が1バレルあたり約1ドル下落したことでエネルギー関連株も売られ、結局、ダウ平均株価は続落に転じている。

 一方、ナスダックは、バイオや半導体関連企業が好調で過去最高値を更新した。

 市場関係者は「今週末に主要金融関連企業の決算が控えており、その結果次第で株価が大きく動く可能性があるだろう」と話している。