NYダウ 6営業日連続で過去最高値を更新
12日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、原油の先物価格が上昇したことなどを受け、6営業日連続で過去最高値を更新した。
12日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前週末比39ドル58セント高の1万9796ドル43セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は31.96ポイント下げて5412.54だった。
OPEC(=石油輸出国機構)の加盟国と非加盟国が協調して減産することに合意したことを受けて、この日は原油価格が大きく上昇。ニューヨークの原油の先物価格が約1年5か月ぶりの高値を付けたことで、エネルギー関連株が買われダウ平均株価を押し上げた。一方、トランプ次期大統領の金融の規制緩和への期待からこれまで上昇が続いていた金融株は、利益を確定する売りが相次ぎ相場の重荷となった。
市場関係者は「投資家の多くは、FRB(=アメリカ連邦準備制度理事会)が14日にも利上げに踏み切ると見込んでいて、引き続きトランプ次期大統領の経済政策に関する発言などに注目している」と話している。