原油先物価格が大幅上昇 ダウ110ドル高
28日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は、原油の先物価格が大きく上昇したことなどから110ドル値を上げた。
28日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比110ドル94セント高の1万8339ドル24セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は12.84ポイント上げて5318.55だった。
この日は、前日に大きく値を上げた反動から、午前中は利益確定などの売りが先行した。しかし、主要な産油国が原油の生産量の調整で合意したとロイター通信が伝えたことで、原油の先物価格は大きく上昇。エネルギー関連株に買いが入った。また、ヨーロッパ主要国の株価が上昇したことも買いにつながった。
市場関係者は「OPEC(=石油輸出国機構)の非公式会合で原油の生産量の調整で合意したとの報道がサプライズで伝わり、一気に買いが入った」と話している。