NYダウ23ドル高 原油価格上昇受け
18日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は原油価格が上昇したことなどを受け、ダウ平均株価は前日の終値より23ドル値を上げて取引を終えた。
18日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前日の終値から23ドル76セント値を上げ1万8597ドル70セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は11.49ポイント上がり5240.15だった。
この日、FRB(=連邦準備制度理事会)の幹部で、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が、「アメリカの労働市場は完全雇用の状態に近づいている」と述べたことが伝えられると、再び年内の利上げの可能性が認識され大きく値を下げた。しかし原油先物価格が約1か月半ぶりの高値を記録したことなどからエネルギー関連株などが積極的に買われ相場を押し戻した。
市場関係者は「年内の利上げの可能性について市場の見方は半々に分かれており、株価の方向感が出にくい状態が続く」と話している。