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NYダウ23ドル安 終値1万7828ドル

2016年5月27日 7:26
NYダウ23ドル安 終値1万7828ドル

 26日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、28日予定されているFRB(=連邦準備制度理事会)のイエレン議長の発言を前に様子見の雰囲気が広がって反落し、20ドルあまり値を下げて取引を終えた。

 26日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は前日比23ドル22セント安の1万7828ドル29セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は6.88ポイント上げて4901.77だった。

 前の日、約7か月ぶりに1バレル50ドル台の大台に乗せた原油先物価格はこの日も好調で、50ドルを挟んでの取引が続いた。そのため、株式市場でもエネルギー関連株を中心に買いが先行した。しかし、28日予定されているFRBのイエレン議長の発言を前に様子見の雰囲気が広がり、最終的に相場を押し下げた。

 一方、日本の安倍首相が伊勢志摩サミットで世界経済の現状への警戒感を示したことについては、市場はほとんど反応しなかった。市場関係者は「あすのイエレン議長の発言と来週発表される雇用統計の中身によっては、6月の利上げが現実味を増し、株価も動くだろう」と話している。