NYダウ 原油先物価格が大きく下落し続落
14日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、原油の先物価格が大きく下落した事などから32ドルあまり値を下げて取引を終えた。
14日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比31ドル98セント安の1万8034ドル77セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は反発し、18.52ポイントあげて5173.77となった。
この日の市場は、前の日、250ドルあまり値を下げた反発から買い戻す動きが優勢で始まった。しかしその後、原油の先物価格が前の日に比べ3%あまり下げた事に伴いエネルギー関連企業を中心に売りが進んだ。また、自動車大手のフォード・モーターが出した2017年の業績予想が悪かった事から売り注文が広がった。15日は8月の小売り売上高など経済指標が複数発表される。
市場関係者は「これまでは経済指標を見極めて9月の利上げの判断が行われるとの見方が強かったが、最近は利上げ判断と指標の結果が直接リンクしないのではとの見方もでてきており、市場には不透明感が広がっている」と話している。