原油先物価格が上昇、NYダウ112ドル高
5日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、原油先物価格が上昇したことなどを受け、112ドルあまり値を上げて取引を終えた。
5日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比112ドル58セント高の1万8281ドル03セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も26.36ポイント上げて5316.02だった。
この日は、原油の先物価格が1バレル=50ドルという高い水準まで迫り、エネルギー関連株を中心に買い注文が広がった。また、前日まで続落していたことで割安感が出たことも、ダウ平均を押し上げた形。
一方で、この日に発表された9月のADP雇用リポートは市場予想を下回ったが、早期の利上げ観測が和らぎ、市場の反応は限定的だった。
市場関係者は「7日の雇用統計の数字が注目されている。良い数字が出れば再び利上げ懸念が高まり、売りにつながるだろうが、市場はそれほど強い数字が出ることはないだろうとみている」と話している。