NYダウ 約1週間ぶりに過去最高値を更新
1日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、原油先物相場の上昇を受けて石油関連株などが買われ、約1週間ぶりに過去最高値を更新した。
1日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比68ドル35セント高の1万9191ドル93セントと約1週間ぶりに終値として過去最高値を更新し、取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は72.57ポイント下げて5251.11だった。
この日はOPEC(=石油輸出国機構)の減産合意を受け、前日に続き、原油先物相場が上昇した。ロシアが減産に協力する姿勢を示したと伝えられたことも相場を後押しし、1バレル=51ドル台と約1か月半ぶりの高値をつけた。これによって、株式市場では石油関連株などが取引開始直後から積極的に買われた。また長期金利の上昇を受けて金融関連株も引き続き買われている。
市場関係者は「石油や金融関連の銘柄ほど機械や半導体関連の株が上昇しておらずこれらの銘柄も買われると最高値を再び更新する可能性がある」と話している。