欧州各国の株式市場 一時値下がりも反発
トランプ候補の勝利を受けて、9日のヨーロッパ各国の株式市場は一時値下がりしたが、その後、反発している。
イギリスやドイツなどヨーロッパの株式市場は9日、8日の終値に比べて、軒並み2%以上、下落して取引が始まった。しかし、その後に反発し、ロンドン株式市場の主要100社の平均株価指数「FTSE100」は、8日の終値より1%上昇して取引を終えた。また、フランス、ドイツでも終値は値上がりしている。
反発した理由についてロンドンの市場関係者は、「大統領が替わったからといってすぐに大きな変化があるわけではないと、投資家が冷静に判断したのでは」と話している。
また別の市場関係者は、「短期的には、今後大規模減税などで、アメリカの景気が上向く可能性がある」と指摘する一方、保護主義的な政策が実施された場合、世界経済に悪影響を及ぼす可能性があるとしている。