トランプ候補の政策 日本への影響は?
投票が来週に迫るアメリカ大統領選挙。共和党ドナルド・トランプ候補が訴える政策のポイントと、日本への影響、最新の選挙情勢を詳しく解説する。
クリントン氏のメール問題が再び持ち上がったことで、トランプ氏は支持率を盛り返している。大票田のフロリダ州でも大接戦に持ち込んでいる。
フロリダ州では、強い支持基盤である白人の労働者層に加え、アメリカ全土から退職した白人も温暖な気候を求めてフロリダに続々移住していて、トランプ氏の支持率アップにつながっている。
ワシントン州から移住のトランプ氏支持者「トランプ氏なら素晴らしいアメリカを取り戻してくれる。国境警備や移民対策強化の政策が気に入っている」
トランプ氏は現地時間の2日、1日で3か所をまわり支持を訴えた。
共和党・トランプ候補「世論調査ではフロリダで勝てそうだ。でも安心しないで!投票に行ってほしい」
演説の大半はクリントン氏への批判がしめていることもあり、具体的な政策には注目されていない。
トランプ氏の政策の中で日本と関わりがあるのが、在日米軍の負担の見直し。トランプ氏は選挙戦で、日本の負担額が少ないと繰り返している。また、TPP(=環太平洋経済連携協定)についても、公平な交渉ではないなどとして強く反対する立場。
側近に名の知れた知日派のいないトランプ氏が、本当に何を求めてくるのか推し量るのが難しい状況だ。