クリントン氏vsトランプ氏 初の直接対決
アメリカ大統領選は日本時間の27日午前10時から、民主党のクリントン候補、共和党のトランプ候補が、初めて直接対決するテレビ討論会に臨む。選挙戦の行方を左右する極めて重要な一騎打ちとなる。
初回のテーマは「アメリカの方向性」「繁栄」「安全保障」の3つで、それぞれ30分ずつ討論する。投票日までに討論会は3回あるが、とりわけ初回は戦いの行方を左右するとされる。
アメリカメディアは、視聴者の数は1億人を超え、史上最多になると予想している。トランプ氏という異色の候補の登場もあいまって、今回の討論会は、かつてないほど注目度が高まっている。
市民「(今回の討論会で)2人のやり方が大きく違うことが分かると思うよ」
市民「(Q:討論会に何を期待?)たくさんのドラマよ。激しい応酬や怒りの感情を期待しているわ」
クリントン氏は、さまざまなバージョンのトランプ氏役を相手に模擬討論を行ってきた。再燃した健康問題を打ち消せるかもポイント。
トランプ氏は、想定される質問の確認と、制限時間内に答える練習を重ねたという。
現在、支持率は僅差になっている。経験と実績に勝るクリントン氏が勢いを取り戻すのか、トランプ氏が視聴者の心を捉え、逆転へのきっかけをつかむのか。選挙戦は最大のヤマ場を迎える。