クリントン候補が逆転しリード 米大統領選
先月、二大政党が党大会を終えたアメリカ大統領選で、民主党のクリントン候補が共和党のトランプ候補へのリードを広げている。
先月21日まで行われた共和党大会のあと、トランプ氏の支持率は一時的にクリントン氏を抜く勢いを見せた。しかし28日に与党・民主党の大会が終わると、クリントン氏が再び逆転して差を広げ、3日現在、各種世論調査の支持率の平均値は5.1ポイント差となっている。
特に、3日に発表されたFOXニュースによる最新の調査では、クリントン氏のリードは10ポイントにまで広がり、トランプ氏の劣勢が明確になっている。
トランプ氏は、イラクで戦死した兵士の遺族を中傷するなど、大会後の言動に共和党内部からの非難も相次いでいて、選挙戦略の見直しを迫られる可能性がある。